short novel

□卒業記念日
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告白することを決めたのは2日前だった  

2日前、陸上部の私は100m走で自己最高タイムが出て、
佐紀に注意されても気にしないくらいテンションが上がっていた

私はその勢いのまま愛理の所属する美術部に向かった
   
美術室へ行くと、もう美術部員は解散したのか誰も残っていなかった

それなのに、
美術準備室から聞き取れないくらいの小さな声が聞こえたので、
変だと思い、中をのぞくと

そこには愛理と私の知らない女の人がキスをしていた

それを見た瞬間に、私は猛ダッシュで家に帰った
胸の苦しさを感じながら

家につくとすぐに部屋の中へ入った

気づけば大粒の涙が流れ、頬を濡らしていて、
心の中はひどい嫉妬で覆いつくしていた

愛理は私のものでしょ、誰の許可を得て愛理にキスしてるの?

そんなひどい感情しか私にはなかった
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