short novel

□卒業記念日 続
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授業中、というか放課後になるまでの時間、
なにをしていたのか全く覚えていない

同じクラスの佐紀にすごい心配されたのは覚えているけど





やっと、放課後になった

美術室へ向かっている間、何度もあきらめそうになった
だから、なるべく早歩きであきらめてしまう前に告白しよう、
そう思いながら、足を進めた


美術室に入ると、中等部は私たちより終わるのが早いせいか愛理がいた



「あっ舞美ちゃん、約束通りちゃんと来たよ!」

「うん、来てくれてありがとう」

「で、話ってなにかな?」

「あっうん」


私はドキドキしている心臓を、少し深呼吸してから落ち着かせて、

言った
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