short novel
□卒業記念日 続
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「もしかして、それが初キスだったの?」
「へ?!あっえっえーと、その、それが、う、うん」
最悪だ、初キスは私がしたかったのに
でも、
「愛理、しょうどく、していい?」
「へっう、うん//して?//」
耳とほっぺが赤く染まっていて上目づかいの愛理がかわいすぎて、ほぼ無意識で愛理の唇にキスをしていた
愛理の唇はほわほわして表現が難しいけど、ずっとキスしていたくなるような感触だった
キスを終えると、愛理は恥ずかしそうに抱きついてきた
真っ赤な耳が見えたのでその耳元で
「初キスは奪えなかったけど、初エッチは絶対私が奪うからね」
と言ったら愛理は、
「舞美ちゃんはやっぱり変態さんだね//でも、舞美ちゃんに奪われるなら、愛理もうれしいよ//んふふ」
あ〜かわいいなぁもう〜
初キスが私じゃなかったっていうのはいやだったけど、幼なじみから恋人同士になれたのは本当によかったし、すごくうれしい
今日、私は幼なじみから卒業することができた
幼なじみから恋人同士へと。
卒業記念日 fin