short novel

□事件後
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「ご、ごめんって千聖」

「知らない、舞ちゃんは千聖の気持ち何もわかってないよ」


千聖は、今超怒ってて、舞はめちゃくちゃ困ってる

何で楽屋でこんな状況になっているかというと、原因はもちろん舞にある


詳しく言うと、

最近DVDマガジン34で、千聖が


「舞ちゃんのこと本気で好きだったことがある」


という、問題発言をした

リアルに千聖と舞は付き合ってて、

メンバーがフォローしてくれたからなんとかなったけど、

あの発言は本当にやばかった

まぁ、そこまではよかった

問題はその後。



舞がなっきぃのラジオに出たとき、その発言について舞は、


「千聖ってさぁ、あのDVDマガジンで結構テキトーな事言ってた」


と言ってしまった


ただ、あれは照れ隠しというか何というか、

千聖との事をツっこまれて、恥ずかしくてつい言ってしまった言葉だった

リスナーの方には分からなかったと思うけど、

舞の顔は自分でも分かるくらい熱くて、相当顔が赤くなっていたのか、

なっきぃに収録後笑われてしまった


そして、リスナーの方が知らなければ、もちろん千聖も知るはずも無く

今、その舞の発言について千聖が怒っている


「舞ちゃんはさぁ、千聖がテキトーにふざけて舞ちゃんと付き合ってると思ってるの?」

舞は必死で首を横にふる

「千聖は舞ちゃんのことが大好きだから付き合ってるんだよ。

だから、もう絶対にあんなこと言わないでね」

舞が必死で頷くと、千聖は三日月目になって嬉しそうに笑った



ただ、ここは楽屋

もちろんみんなが居るわけで

周りを見渡すと、

なっきぃは爆笑してて、

愛理は顔がヤバイくらいに真っ赤になってて、

舞美ちゃんはいつもみたいにニコニコ笑ってる

なにこれ・・・超恥ずかしい・・


舞は恥ずかしくなって、慌てて千聖の方に視線を戻すと、

千聖は、俯きながら何かを考えているようだった


千聖は顔を上げると、舞の方に視線を戻した

急に「もう我慢できない」と小さく呟くと、

舞は千聖に腕を引っ張られ、そのまま楽屋を出た



「千聖?どうしたの?」

千聖はトイレで人が居ないことを確認すると、

一緒に一番奥の個室に入った

「ち、ちさと?」

「ごめん、もう我慢できない。

 ていうか、外でイチャつけなくなって結構
舞ちゃん不足なんだよ。

 だから、不足した分、

 補給させてね」


耳元で甘い声で呟かれると、

千聖は舞の服を脱がせはじめた





舞はドSになった千聖に反抗もできず、

そのまま身をゆだねた














おまけ
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