long novel
□守る プロローグ
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私は、ずっと舞美ちゃんのことが好きだった。
だから、栞菜やえりかちゃんがいなくなって、
ひとり隠れて舞美ちゃんが泣いているのを見たとき、
私はおもいきって告白した。
「私、舞美ちゃんが好きなんだ。
舞美ちゃんのこと隣で支えたいし、守りたいんだ。
だから、私とつきあってくれないかな?」
そういったら、舞美ちゃんは、涙を流しながらうれしそうに笑って、
「ありがとう。私も愛理のことずっと好きだったよ」
って、言われて抱きしめられた。
抱きしめられながら、私は、ずっと舞美ちゃんのことを守るって、その日心に決めた。