Naruto -Short-
□傷口 (完)
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夏の暑い日。
サスケは林の中で一人修行をしていた。
急に木の影から一人の少女が現れた。
『居たあー!サスケー!』
「あっ…!……バカッ」
シュッ
『きゃっ…!』
「修行中に近づく奴があるか!このバカ!」
サスケのクナイがユエの腕をかすめた。
雪のような白い肌に滲む真っ赤な鮮血。
純粋に綺麗だと思ったサスケは口をつけた。
『…サッ…サスケ?!』
ユエはサスケの唇から目を離せなかった。
しばらくしてサスケは唇を離した。
「…フッ…何物欲そーな顔してんだ?」
唇ばかり見て事を指摘されたユエは顔を背けた。
…