Naruto -Short-

□初恋は猫のお面 (完)
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偶然、女ばかりになった上忍待機所で始まる話なんて、恋バナってやつしかない。



そういうのに興味がないわけでもないけど、経験もないし、彼氏もいないから話に参加した所で面白くもない。


彼氏や自分の浮気話なんかが始まって、聞いてるこっちは気分が悪い。
波乱万丈、ドロドロ展開ばっかり…


そんな話の後になんでか初恋なんか可愛い話に変わってしまった。


それまできゃあきゃあ騒いでた同期達のターゲットが急にユエにかわる。



「ねーえ!ユエ!
あんたなんか甘ずっぱーい初恋エピソードとかないのー?」


窓の外をみながらみんなに聞こえないようにため息をもらす。


『ないなぁ…』


「ちょっとー!なんで即答なのよー!」



顔も名前も知らない男の話なんてして面白いのかな?


『だってないんだもん。』


「なーんだ、つれなーい!
ユエに今度お酒飲ませてはかせてやろー!!」




ため息しかでない。





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