Naruto -Short-

□初恋は猫のお面 (完)
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周りの同年代より少し思考が大人なユエは若い女の子の独特の女子トークなどが苦手だった。



その時、待機所の戸が開く音がした。



「ユエ…、私今終わったんだけど、ちょっと話があるの、」



『紅!何??』



「ここじゃ、ちょっと、
下で待ってるね。」




『うんっ!』





ユエは笑顔で返事をした。



ユエが周りより大人なのは少しだけ。
紅の前では他の同期の女の子とさほど変わらない。
気を許した相手に対しては素直に甘える。



紅のことは好きだ。
彼女の雰囲気は周りを落ち着かせる。
優しくて強い。
そんな彼女のそばにいれば自分もそうなれるのでは?と思ってしまう程。




『紅!お待たせっ!』




紅に近づくにつれ、そばに2人の男がいたのに気づく。




『げっ』




「ユエっお疲れさま。」





『紅っ!なんでこの2人もいるのっ?!』




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