銀夢

□第一話
1ページ/2ページ

ここは江戸。
気まぐれに柄にも無い散歩をしているとこなんだが…

「やべ漏れるゥゥゥ漏れちゃうよォォォ!」

突然の尿意にもがき苦しんでいた。


「もうマジやべェ。どっかあるだろ…便所ぐらいどっかに…」

俺のいる人通りの少ない道から便所のある所を探していた。

「コ、コンビニじゃねーか⁉︎」

あーそうだよな!コンビニとは俺のように尿意に襲われたやつのためにあるようなもんなんだ。

「うおォォォォォ‼︎」

取り合いずそのコンビニの便所を借りることにした。


(ウィーン
『いらっsy((「便所借りんぞ‼︎」ええ?あ…はい。』


〜お便所TIME〜


「フゥー危なかったー。」

本当に危なかった。気まぐれに散歩なんてするもんじゃねーな。そうしないとまた…尿意に襲われてッ…!
もう帰ろう。

『ジー…』

何その目⁉︎もしかして何か買ってけって言ってんのか?

「申し訳ねーが俺は便所に寄っただけなんだ。何にも買ってかねェ」
『そんなもんだろうと思っていましたので大丈夫です…』

だいぶ期待されて無かったァァァ‼︎
このまま帰っていいのか?いや、便所まで貸してもらったんだぞ。礼が何も無いなんておかしいよな…

「んじゃパフェk((強盗1「ちょーっとお邪魔するぜー?」ん"ん"?」

いきなり後ろからの腕を掴まれて驚いた。どうやら強盗っぽいな…

強盗1「おいそこのレジ娘!さっさと売り上げ金よこしなー?そうしないと君もあのお客も命なくなるよー?」
『チッ…』

客は俺一人。
俺もあいつも相当運が悪いな。強盗もこのコンビニがちっせーからって金巻き上げに来たのか。
どうにかしてやっつけねーと…

強盗2「お前…妙な真似すると首飛ぶよ…?」

強盗は2人組みてーだ。
だけどここのコンビニに金なんてあんのか…?

『はい。これで全部ですよ。』
強盗1「おう。素直な娘で助かるぜー。…って本当に全部か⁉︎肉まんも買えないじゃんか!!」

___ガンッ

何かがぶつかる音がした直後、俺は意識を飛ばしていた_____
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ