The basketball which Kuroko plays

□笠松幸男の受難
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「幸男マジ私の嫁」

「はあ?なんで俺が嫁なんだ」

「だって可愛いんだもーん」

ちょっと眉を顰める幸男。アッシュグレーの大きな瞳が目立つ幼い顔がどストライク過ぎる。

私は後ろから腕を回して抱きしめ、囁いた。

「…大人になったら籍入れようね」

「言われなくてもそうするっ」

ぷいっと私のいない方向に顔を向けながらも言う事が男前なとこが好きだ。

今みたいに背中に胸が当たっただけですぐに「当たってる」と恥ずかしそうに言うとこも。

いつもだったらその様子が可愛すぎる上見えない力を感じて無意識に身体を離すのだが、今日はそれに抗ってみることにした。

より一層力を込めてぎゅーっと腕の中の幸男に胸を押しあてる。

「な!りん!やめろ!」

彼の身体がみるみるうちに熱くなっていく。
わっかりやすいなあ。

「巨乳好きなんでしょ?ほれほれ、ギリギリFの感触はどうよ」

「…馬鹿、変態女」

下半身に手を伸ばすとソレはもう充分勃ってて。

「その変態女に興奮してる幸男、天使、今すぐ結婚しよ」

ズボンの中に手を滑り込ませてちょっと先走ってるモノを掴む。

「んく…っ」

幸男から蕩けた声が聞こえ、私はさっと手を抜いた。

「ごめん、やだった?」

白々しく聞くと、彼は慌てて首を振った。

「ちが、その、えっと、あれだ」

「あれって?」

「……気持ちよくて……」


幸男が消え入りそうな声で言った。
耳が真っ赤になっていた。多分顔もおんなじような色だろう。

私はにんまり笑ってまたズボンに手を突っ込んだ。
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