短編
□日常のひとこま
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〜努力〜
アイス、クレープ、チョコレート。
肉まん、からあげ、焼き肉。
食べるのが大好きなうさぎ。
(あれだけ食べて、よく太らないと思うわぁ。ホント。
まあ、セーラームーンとして活躍してるから、普通の女の子よりは活動量は多いだろうけど。)
うさぎの食べる姿を見て、ルナはあきれながら思った。
けれど、実はうさぎが、凄く頑張っているのをルナは知っている。
毎夜、エクササイズは怠らない。
立ってるときも、爪先立ちしてる。
暇があれば腰をひねる。
彼に喜んで貰うため日々の努力を怠らない。
前に一度、彼に痩せた方がよいと言われたことがあるらしい。それがよほどショックだったようだ。
(その努力をお勉強に、向けたら赤点取らなくてすみそうだけど。)
ルナは、食べ終わって一息ついているうさぎの膝に乗り体を撫でて貰う。
「さあてと。」
ルナを膝から降ろしてうさぎは立ち上がった。
「後は慎吾に撫でて貰ってねー。ルナ!」
そう言うと、自分の部屋へ戻っていく。
暫くすると、二階から微かに軽快な音楽とトントンと跳び跳ねる振動がリビングに響いてきた。
「良く続くなぁアネキ。あの熱意勉強に回せば良いのになぁ。」
ルナを撫でながら、彼女の弟も同じことをおもったようだ。
(恋する乙女のパワーは、凄いのね〜。
今度衛さんに、勉強したらご褒美あげるように言って貰おうかしら。)
慎吾に撫で回され気持ち良くなり、ルナは、眠りそうな頭の中でとりとめの無いことを考えていた。
〜あとがき〜
Sプリマの回で、まもちゃんに痩せた方がいいと言われてて。
スターズのメイド服合わせるときに、美奈子ちゃんより、ウエスト細いと言われてたので、うさぎちゃんは努力したんだろうなと思いました。
ルナは、一緒に生活してるから知ってそうなので、ルナ目線から頑張るうさぎちゃんを書いてみました♪