短編
□後悔
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梓side
一昨日から僕は今人気アニメの主人公役が決まり舞台挨拶やイベント、CDの打ち合わせなどとしばらくは忙しい日々を過ごしていた。
ここ3日家に帰る暇すらなく僕は帰る頃には凄く疲労で限界が来ていた。
夜中にマンションに帰りキッチンに行き水を飲む。今日は疲れたからもう部屋に戻って寝よう...そう思い僕は自分の部屋に入った
梓「あれ?電気が付いてる……」
部屋の奥は電気がついていて椿かと思い中に入った
『おかえりなさい梓さん!』
そこには彼女が笑顔でお迎えしてくれていた。
梓「なんで君が僕の部屋にいるの?」
僕は疲れてたからか顔が酷かったのかもしれない。彼女の顔が切なげにゆがむ
『あ、梓さん今日誕生日だから...一番にいっ...祝いたくて...』
梓「そう...でもごめん。僕今疲れてるんだ。悪いけど寝るから片付けて置いてくれるかな」
そう言うと彼女は泣きそうな顔になりながらも笑顔でごめんなさいとパタパタと片付け始めた。
そして僕は着替えて自分のベッドに入り横になると彼女は僕の顔を見ずに涙を流して部屋を出ていったのを意識が朦朧としてた僕は分からなかった