迷いうさぎと箱庭
□暖かい食事
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第3話
シャワーを浴び終わったので個室から出て、着替えようとしたら、突然人が入ってきた。
?「あら?もう来てたの。」
凛「えっと……どちら様でしょうか?」
?「初めまして、私は咲宮 麗子(さきみや れいこ)。よろしくね、凛ちゃん。」
語尾にハートが付くようなねっとりと甘い喋り方をする艶のある茶髪の女性。
凛「これからお世話になります!!」
ぺこりと頭を下げてもう一度顔を上げると、目の前にはれいこさん。
凛「あ、あの?」
麗「あぁ、なんて可愛らしいのかしら。すべすべの肌に…。」
頬を撫でられ思わず顔がひきつる。
麗「スタイルも抜群。タオルが邪魔ね、ちゃんと見せてくださるかし…ら!!」
ガバッ!!
身体に巻いていたタオルをはぎ取られる
凛「ちょ!何するんですか!!」
手で必死に隠していると、麗子さんはゆっくり
と近づき、横腹をくすぐられる。
凛「きゃ、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
くすぐったくて、叫ぶつもりは無かったけれど、つい叫んでしまってからちょっとすると、健が入ってくる。
バンッ!
健「凛!!」
凛(こ、ここは来てくれたことに感謝すべき?恥ずかしがるべき?それとも…タオル以外全裸という事に突っ込むべきなの?)
威勢良く入ってきたのはいいけれど、健は凛を見た瞬間石化してしまう。
麗子さんが触ってくるから身体がくすぐったくて足の力が抜けてしまう。
麗「あらあら、そんな涙目になって可愛いわね。」
麗子さんのうっとりした顔がどんどん近づき、息が自分の唇にかかる。
凛「あ……あの…あの、あの……。」
顔に熱が広がり何も考えれなくなってしまう。
蓮「母さん!何やってんだよ!」
後から駆け付けた蓮が麗子さんに声をかける。
でも、健だけじゃなく蓮にまでにも裸をみられ、その後からどんどん人が集まってくる。
凛(あぁ……もう、ダメ)
恥ずかしさと、疲れから私は自ら意識を手放した。