POIZUNN × HUNTER
□予感 (ココ)
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「……。」
何だか胸騒ぎがする。
誰かにとてつもない不幸が訪れるような感覚。
ボクは占いの仕事をしているが、
これほどまでの胸騒ぎを覚えたのは初めてだ。
「何事も無ければいいんだが…。」
ボクは紅茶に映る自分を見つめた。
そうだ。
ボクは占いが出来るじゃないか。
それでこの胸騒ぎの原因を
突き止めれば、
多少はすっきりできるのかもしれない。
「やってみるか…。」
ボクは背筋を伸ばしてイスに
座ると、意識を集中させた。
そうして見えた結果は、ボクの
胸騒ぎを肯定するものとなった。