Haruka
□俺と水
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「んなの知らねぇよ………」
屋内プールにいた凛は溜め息をつくと、俺たちの横に座った
「……」
「でも、まぁ……いつか分かるだろ」
「凛……ハルも一応悩んでるんだから…」
「だから、何で俺なんだよ」
「真琴が凛なら分かるって」
「んな訳あるか!……でも、大会で分かるかもな」
「?」
「なんでもねぇ!そろそろ帰れ…見回りが来る」
「あぁ……」
プールの電気を消し、俺たちは鮫柄を後にする
きっと、答が出ないのは俺がまだそれを知るべきじゃないからだろうな
Fin