教皇ハビ様

□ハービンジャー教皇誕生!
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着なれないダラダラした服にハービンジャーは袖を通した。
人々の歓声も視線も、昔浴びなれた筈だった…
それなのに柄にもなく緊張する。
「皆新教皇の挨拶を待っているのだ、ハービンジャー!
元気に行ってくるのだ!」知ってか知らずかラキが声をかけてくる。
「俺なんかが挨拶していいのかねぇ」
ため息まじりにハービンジャーがつぶやく。
「君が挨拶しないで誰がするんだい?
それに大丈夫だよ、きっと皆アテナの方を気にしているだろうからね」
「自意識過剰だって言いてぇのか?キキ!」
食って掛かろうとすると
「ハービンジャーがダラダラしているからキキ様が気を使ってくれてるのに、何を絡んでいるのだ!」
ラキの反撃。
「完全におされてますね…ハービンジャー」
いつの間にかフドウも姿を現している。
「お前も表に出てくるのか?てっきり瞑想とか言って、引きこもるかと思ってたぜ!」
「失礼ですね…貴方のハレの舞台ですもの、生で見るでしょう」
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