教皇ハビ様

□イオニアの書庫
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「少し気になる事があってね…
ジャミールに帰ろうと思うんだが…一応許可を得ようかとね…」
「一応とか言うんじゃねぇよ…
だが丁度いい。」
ハービンジャーはイタズラっぽい笑みをうかべた。
「俺も少し気になる聖衣があってな…一緒に行かせてもらおうか」
怪訝そうにキキが見返す。「気になる聖衣?」
「記述によれば…前にその聖衣を纏ったのは、ジャミールの修復師だとあった…
お前の師の師。仲間内である筈の双子座(サガ)に殺された教皇シオンの直接の師になるのかは知らねぇがな…」
ハービンジャーは横に置いてあった本を手に取り、何番目かの附箋の頁を開いた。
「教皇の補佐役の星座だ」
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