短編

□ちょうちょ
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花畑には沢山の蝶々

花畑では走り回る君

君はまるで

ちょうちょみたい




ちょうちょ




学校が終わって散歩をするシグとサクラ

本当は買い物をするつもりだったサクラは、シグに手を引かれ森の中へ連れ込まれた

様々な虫、鳥、生き物が生活しているこの森


周りを見渡すサクラの腕が突然引っ張られてよろける

いつもぼーっとしているシグとは少し違い、歩くのが速い



「ねぇ、シグ」


「なーに?」


「何処に行くつもりなの?」


「ひーみーつー」



話すペースはいつもと変わりない
のほほんと、ゆったりとした話し方



「…ね、シグ」



そろそろ足が痛くなってきたサクラはシグにまた声をかける

何やら焦っているのか急いでいるのかシグは「もうちょっとー。」と言い歩き続ける



「疲れたよ、シグ…」



急に立ち止まったシグに寄りかかるサクラ

その瞬間、シグが指を指した



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