先輩と私
□突撃
1ページ/4ページ
「…!晴!!」
『ふぇ?!』
「何やってんだよー もう放課後だぞ!」
『…夕〜』
「で、どうだったんだよ、初日は。女の友達とかできそうか?」
『……夕〜』
できなかった
てか、できそうにない
だって皆見るからに顔引きつってるし…
今年こそはっておもってたのに…
『夕!私ってそんなに怖い?!』
「いや、だから、散々話しかけるときは笑顔でって言っただろ?」
『笑顔やってたし!』
「逆ギレすんなよもー
違うんだって!お前のは笑顔になってないんだよ
なんていうか、もっと俺らと話す時みたいに自然に笑えねーの?」
『…自然なつもりだったんだけど…うー』
笑顔を作ってみた私の顔を夕が胡散臭そうにみつめる
「それ笑ってるように見えねーぞ… あ!俺今日用事あっから、先帰るな!
お前今から暇か?!」
『え?!う…うん?暇だよ』
「第二体育館に行け!!」
『はい?…』