怠惰な話
□漆黒な希望 プロローグ
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いつからなのかはもう忘れてしまった…
もう何回も、何十回も、何百回も僕は同じ夢を見ている…
夢の内容は何故か全部はわからない…
いや、夢なんだから当然かもしれないがぼんやりとしか覚えてないんだ…
その夢で覚えているのは…
燃え上がる炎…
崩壊する建物…
血塗れで倒れる何人かのわからない誰か…
赤一色の中で1人ただ呆然と立つ僕…
そしてそんな僕の頭上から降り注ぐ眩い光…
僕にはその光がとても恐くて…
そんな夢を見た後は必ず僕は泣いているんだ…