怠惰な話

□漆黒な希望 日常
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小鳥が囀り晴れ渡る爽やかな朝

「行ってきます…」

大きな屋敷の前で1人門を開け爽やかな朝とは反対な雰囲気な僕が呟く

言っておくが僕は根暗ではない…と思う(汗)

幼い頃から見続けている例の夢を見た朝はどうもテンションが上がらない…

って言っても朝にはしゃぐほど僕はテンションが高い人間でもないけどね…

これでも昔よりは改善されたんだ
小さい時は朝から泣いて母さんや父さんを困らせたのを覚えている…

そんな昔の事を考えていると少し気が持ち直すのが感じられる
僕がそう考えていると…

「チィース♪影威グッドモーニング!」

アホがいた…

僕は無言で腕時計を見る。

「おかしい…」

そんな僕の姿を不審に思ったアホが話し掛けてくる
「何がおかしいだよ、影威?」

「おかしいだ…
まだ8時になってない。
皇紀が起きてる筈ないんだ…
腕時計壊れてるかな…?」

去年父さんに貰った時計なんだけどな…
僕がそんな事を思い時計を見ていると、

「おいおい〜俺だって毎回遅刻してる訳じゃないんだぜ?(笑)
普通に登校くらいするって〜」

なんて戯れ言だ
毎日遅刻でなんで昇級出来たか不思議な男の癖に…

「今なんか失礼な事考えてないか?」

勘だけはいい奴だ…
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