怠惰な話

□漆黒な希望 強襲
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その日の放課後

「あ〜、では今日もホームルームを終わりにする」

先程説明した僕たちの担任である大月女史…フルネームは大月紅子(おおつき べにこ)と言う。
容姿端麗、才色兼備、文武両道と3拍子揃っているが文武の武がかなり大幅に占めている感じの体育会系な人なのだ…
容姿は研究者的な白衣が似合う人なのだが残念だ…
ちなみに何故かは知らないが彼氏はいないらしい
一部では男に興味が無いとか言われているが…(汗)
「あ〜、六条は残れよ?
わかっているとおもうがな(笑)」

大月女史のクールビューティーを越えたブリザードビューティーな笑顔を見て皇紀が凍結した
南無〜

「あ〜、では解散だ
帰りに補導とかの厄介な目にあうなよ〜
やるならバレるな」

教師としてぶっちゃけ過ぎだろ(笑)

そう言ってホームルームは終了した
固まり凍死寸前の皇紀は大月女史に引き摺られて何処かに消えて言った…
明日にはマッチョな男になるだろう(笑)
部活に入っていない僕は学校に残る必要は全くない
いつもなら皇紀なり咲夜が帰りを誘ってきて3人で帰っているのだが…

「皇紀は死んで…
咲夜は…」

咲夜がいる方に視線を向けるとクラスの女子たちと楽しく話しているのがわかる
その光景を見て一瞬考えるが…

「1人で帰るか…」

僕は鞄を持ち席を立ち上がってそのままクラスを出た
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