怠惰な話

□漆黒な希望 変化
2ページ/8ページ


じゃあ、このマークはその後に出てきたんだ…

「てか、皇紀なんでいるの?」

「何でってお前なぁ〜
いきなり咲夜から電話でお前の家族を教えろって聞いたらお前が犬に噛まれて救急車に運ばれたってなぁ
だから紅子ちゃんに頼み込んで来たのに…」

紅子女史が許したのか…
余計な事を…

「紅子ちゃんも本当は来る予定だったんだが理事長に呼び出されたらしくてな…
しっかし、お前はオヤジさんやオフクロさんが海外出張してんなら俺に言えよな〜」

「え、何で言わないとダメなの?
1人で平気なのに…」

「お前はなぁ…ハァ〜
らしいちゃ、らしいがよ〜」

皇紀に知られると煩いから黙ってたのに…アレ?

「皇紀…何で父さんたちの出張の事知ってるの…?」

凄く嫌な予感がする(汗)

「いや…まぁ…なんだ…
お前がヤバいって聞いてお前の家に電話したら出てな」

「誰だよ!?今は僕しかいないのに!!」

ホラーよりホラーじゃん!!
嫌な汗が止まらないよ!
あの黒いのに襲われた時でもこんなに焦っていないのに!!

「帰って来てたらしいぞ…
日和さんが…」

やっぱりか!!
マジか!!ヤバいヤバいヤバいヤバい…
どうするべきか!?
逃げる?何処に?
待てよ、追い出すか!?
ダメだ…勝てる自信が無い…

「いや〜…落ち込んでいる所悪いけど連絡してもう30分は経つから逃げる時間もないぞ?おっ?」

ブロロォ〜
キィ〜!!!!

「「来た(汗)」」

逃げる時間なんて無かった…
腹を括るか…

「影威くん!先生連れて来たよ!」

息を切らせながら医者を連れて来た咲夜
病院は走っちゃダメなのに連れて来たお医者さんがグッタリして逆に医者が必要なのでは?って感じになってるけど…(汗)

ダッダッダッダッ!!

「カゲちゃん!!」

「「キタァ〜!!」」

「カゲちゃん死んじゃイヤ〜
カゲちゃん死ぬなら私も死ぬぅ〜」

猛スピードで僕を押し倒してそのままマウントポジションで泣きわめく人…
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ