怠惰な話

□漆黒な希望 選択
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学校について僕たちはいつも通りに過ごした
僕と咲夜は普通に授業を受けて、皇紀はいつも通りに授業を爆睡…
途中紅子女史に皇紀がド突かれていたがそれもいつも通りの事で学校はいつも通りに終わった…

放課後の帰り道

「何でいつも、いつも、いつもお前がいるんだよ!?」

「あんたこそ何でここにいるのよ!
ナンパでも何でもいけば良いでしょ!」

「バカ!俺は日和さんから影威を任せてられてるんだよ!」

「アタシは影威くんのお姉さんから家に誘われてるのよ!」

相変わらず喧嘩してる二人
これもいつも通りだった…
しかし、皇紀よ…姉さんとの約束は朝だけだろ?
咲夜…姉さんは今日とは言ってないだろ…?
と言いたい事はあるが…

「二人とも僕を挟んで喧嘩はやめてくれないかな…?」

「あう(うぐ)…」

よし、黙った…

「とりあえず、今日はまだ帰りたくないから公園で皇紀の奢りでジュースでも飲もうよ…」

「なっ「サンセ〜!」お前が決めるな!
影威は良いけど何でお前に!?」

「煩いわね〜影威くんが言ってるんだから良いでしょ!!」

また喧嘩を始めた二人を放って僕は近くの公園に足を向けて歩き出した

しばらくすると神代公園と呼ばれる結構大きめな公園についた
この公園は僕や皇紀が小さい頃よく遊んでいた思いでの公園だった

「久しぶりだな〜
ガキの頃はよく来てたけど最近はめっきり来てなかったからな〜」

「高校生になってからは公園なんて、そんなちょくちょく来るわけないだろ…?」

「そりゃ、そうか…
昔はすげぇデカく感じたジャングルジムとかもなんかこう見ると小さいな!」

「当たり前だろ…
子供の時と今じゃ背が全然違うんだから…」

そう、子供の時の僕たちとは違うのだ…
見える景色も感じる事も違う…

「アンタたち男二人でしんみりしてないでよね
幼馴染みしかわからない話はやめてくれないかしら?」

咲夜がムスっとした表情で割り込んでくる

「へっへ〜ん、良いだろ〜」

「別に〜、そうだ!
アンタ」ジュース買って来なさいよ!」

「だから、何で俺がお「アタシは、ミルクティー!」人のは「僕はコーヒー」はい…(涙)」

ここのヒエラルキーは皇紀が最下級…
皇紀は渋々自販機に買いに行った
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