短い夢物語

□家族と過ごす時間
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※子供がいます











火影や魔道具と言った騒ぎが終わって、5年が経った

ろくでもない思い出だが、それでも大切な思い出だと思う

少なくとも俺は思った

琥珀『麗火、晴れてよかったね
きっと麗火が頑張っててるてる坊主を作ってくれたからね』

えへへと照れてる麗火

ちなみに麗火は琥珀と俺の子だ
今は4歳

麗火『ママ、お手伝いする事ある?』

琥珀『じゃあ、これをパパに渡して』

そう言って焼きあがったばかりのトーストを乗せたお皿を麗火に渡す

焼きたてのトーストを落とさない様に慎重にテーブルに置いた麗火は紅麗に声をかけた

麗火『パパ!
パン置いておくね?』

紅麗『あぁ、ありがとう』

優しく微笑み、頭を優しく撫でてやる紅麗
それが嬉しいのか母である琥珀に他に手伝う事がないか聞いていた

琥珀『今は大丈夫かな
麗火がお手伝いしてくれたから早く終わったよ
ありがとう』

麗火の頭を撫でる琥珀
嬉しいのか腰の辺りにぎゅーっと抱きついてきた
琥珀もぎゅーっと抱きしめると満足したのか麗火は離れて、紅麗の正面に座った

麗火『ママー、早くー
冷えちゃうよ』

琥珀『今行くから待ってて』

まだ何かを作っているようだ

紅麗『麗火、ちょっと待っててくれ』

麗火『はーい』

麗火にそう告げて、琥珀のいるキッチンへ向かった

─────────────────

紅麗『琥珀?
何を作っているんだ?』

琥珀『あっ、紅麗
今、サラダを作ってたの』

そういうと余っていたプチトマトを紅麗の口に入れた
ヘタを取ると口の中に入ってるプチトマトを食べ、飲み込むと後ろから抱きついて言った

紅麗『麗火が待ってるから行くぞ』

琥珀『うん』

─────────────────

麗火『ママ遅いよー』

頬を膨らませて怒る麗火

琥珀『ごめんね
サラダ作ってたら遅くなっちゃった』

サラダと聞いた麗火は頬を空気を抜いて、目をキラキラさせていた
そう、麗火は野菜が好きなのだ

麗火『沢山食べていいの!?』

琥珀『いいよ
でも、ちゃんと他の物も食べないとダメよ』

麗火『はーい、いただきます!』

美味しそうに食べる麗火
そんな麗火を見て嬉しそうにする琥珀
紅麗はそんな二人を見て幸せそうだった
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