短い夢物語

□Come fermare il tempo
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ここはどのタウンマップにも存在しない場所

誰にも邪魔されない...ポケモン達の憩いの場所

この憩いの場所には色々な地方のポケモンもいる
中には伝説・幻のポケモンまでいる事もある

きっと彼らにとっても心安らぐ場所だからだろう

そんな憩いの場所の主はポケモン達に囲まれて眠っていた

コハク『スー...スー』

ウインディの体を枕にし、気持ち良さそうに眠っている

そんな彼女のまわりには一緒に眠るポケモンがいた

イーブイ、ゾロア、レントラー、リザードン、ジャローダ...
そして、北風の化身 スイクン

他にも沢山いるが数え切れないくらいいるため省略する

─────────────────

それから少し時間が経つと草を踏み分ける音が聞こえる

ポケモンの足音ではない...
だからと言ってこの場所に一般人が入ってこれるわけでもない
じゃあ、誰?

?『コハク、ただいま』

コハク『んっ...え...ぬ?』

N『うん、そうだよ』

コハク『おかえりなさい、N』

ふにゃりと笑ってNが伸ばしてくれた手を掴み、そのままNの胸に擦り寄った

N『寂しかったの?』

コハク『Nがいなかったから
でも、みんながいてくれたから淋しくなかったよ』

N『そうか
みんなありがとう』

コハクの周りにいたポケモン達に感謝を伝える

それと同時にコハクは先程まで一緒に寝ていたウインディに乗る
手にはゾロアとイーブイ

Nはずっと一緒にいるレシラムに乗って空を飛び立った

コハク『また後で来るね
ウインディお願い』

ウインディはそのまま森の中を走った

森の中を抜けるとそこには三人で住んでも大きいくらいの家が建っていた

家の隣にはレシラムが立っていた

レシラム『彼なら家の中にいる』

テレパシーでNがいる場所を教えてくれた

それを伝えるとレシラムは何処かに飛んでいった

きっといつもの場所だろう

そんな事を思いながらウインディを降り、家に入ると愛しの彼が迎えてくれた

コハク『レシラムはいつもの場所に行ったよ
何かあったら呼んでくれだって』

N『わかった、教えてくれてありがとう』

頭を撫でながら言われた
『子供じゃない』とすねた様に言うとクスクス笑われた
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