短い夢物語
□Pick-up in una giornata di pioggia
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なんでも屋 妖ーayakashiーの店主である狐龍 琥珀です
私は今、高校にいます
何故かって?
それはですね、暇だからです
仕事ばかりするのも飽きてくるし、最近の事を学ぶのにはいいと思ったので入っています
勿論、年齢や経歴は全て捏造
そうしないと色んな意味でヤバイので
そして今、私はとても困っています
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クラスメイト1『ねぇ、雨降ってない?』
クラスメイト2『ホントだ!
どうしよう...傘持ってきてない...』
友人『琥珀さん、雨降ってるって
どうする?』
琥珀『どうするも何も歩いて行くしかないよ』
友人『この雨の中、その足で歩いてたら風邪引いちゃうよ!』
琥珀『大丈夫だよ』
友人『ダメだってば!』
そう、体育で足を捻挫してしまい、駅まで歩いて行くのも難しい状態だ
更に加えてこの雨
不幸が不幸を呼んだ
友人2『迎え頼んだ方がいいんじゃないですか?』
琥珀『そうしたいんだけど、わざわざ迎えに来てもらうのもちょっとね...』
ただでさえ、仕事が忙しいのに迎えに来てもらうなんて申し訳ない
友人『とりあえず玄関に行って様子見てみる?』
琥珀『そうしようか』
友人の手を借りて玄関に向かった
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玄関にやってきた
雨がどのくらい降ってるか、外を見てみたがとてもじゃないが歩いていくには無理があった
こういう時ほど人間になってるのが面倒だと思う事はない