私のお兄ちゃん

□私のお兄ちゃん
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さっきの言葉撤回。



「優子があんなテンション低い感じで歩いてからいつもより遅くなったんだー!」



さっきからこればっか叫ぶみぃちゃん。


勿論テンション低かったしおまけに歩くの遅い+お兄ちゃんのせいで家出るのん遅れたけど…。



「私のせいだけじゃなーい!人のせいにするのいくないー!」



「うわー。人のいくない盗むのいくないー!」



「こらお前らうるさい!さっさと反省文書け!」



「「ごめんなさい」」




進学が決まったっていうかエスカレーター式だから最初から決まってたけど

この時期になるとそれぞれ進路は決まっていて

他の高校に行く子就職する子いろいろいて殆ど決まっている。

今授業は勉強じゃなくてほぼほぼ自由時間。


出席日数だけとりに来る子も少なくないわけでそれで…

考えたのが反省文制度。

遅刻者は原稿用紙に反省文を書かなくてはならない。



「あぁーながいよーこれー!」


「よし!出来た!」


「えっ優子はやくない?」


「先生ここに置いときますね。じゃあみぃちゃん頑張って!」



みぃちゃんが唸ってる間にスラスラと反省文を書き終えた私は自分のクラスに向かった。



「まてー!優子ー!」



廊下を歩いていると突然大きな声で追いかけてきたみぃちゃん。



「みぃちゃん煩いよ!今授業中!」



「知ってる!もぅ親友裏切るなんて…。優子はそんな子じゃないと思ってた。」



「えー。私はそんな子だよ?知らなかった?」



「知ってた」


「でしょー」



「こら授業中だ静かに教室に行きなさい!」



「「はーい」」
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