短編

□ラブソングはとまらないよ
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大好きだったあの子を置いて、私は一人出てきてしまった。

大きな大きな夢を掴むため、私の大きな夢を掴むため。

寂しくても会いたいなんて言えないよ。

電話を切るたびに、泣きだしてしまう心を隠して。

交差点で空を見上げる、”頑張らなきゃ”まだ君に会えない。

君の事が好きだよ、でもきっとこの思いの半分も伝えきれてはいないと思う。

一つ一つ言葉にして、伝えきれたら…。

寂しさを超えるたび、少しずつ優しさで包まれていく。

また君と笑いあえるために、私はずっと歌い続けていく。

手帳の中の写真、笑ってる2人。

でもすぐにしまう、負けてしまいそうな自分にそっと喝を入れる。

この都会に出てきて、夢を掴むまで帰れない。

”まだ君に会えない”、心の中で言い聞かせる。

君の事が好きだよ、、いつもずっと忘れることはないよ。

声だけでいつだって、君は私に勇気をくれるから。

空を超えるように、一人寂しいときは君を思い出して歌うから。

それぞれの夢追いかけて、いつか君を迎えに行けるように。

寂しくても悲しくても、この都会できっと夢を掴むから・・・。

君の事が好きだよ、ねえ伝えきれやしないよ。

一つ一つ言葉にして、そのまま言えたなら…。

会えないときの中で、でも我武者羅に夢を掴むから。

夢を掴んだその先に、きっと君の笑顔が待ってると信じていたいから。

新しい物語を一緒に紡いでいきたいんだ、止まらないラブソング。


END

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