novel

□嫉妬だってするんです
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『放課後、体育館裏で待ってます』




俺の靴箱にあった、手紙。


白い封筒にハートのシールで封してある。あぁ、女の子か
じぶんでいうのもなんだけど、俺はモテる
くる手紙はおおい。でも俺はシンタローさんという恋人がいる
そりゃどこの女子でもかなわないほど可愛いくて.......ケフン。
申し訳ないが毎回断っている
シンタローさん?男の人ですよ。
いやっほらホモじゃなくて...いやそうだけど
愛があれば問題ないよね!っていうじゃないっすか。
おっと脱線しましたね。


...ああ、体育館裏行かなきゃ...








ーーーーーー






俺はセトとつきあってる
男同士?んー、まぁそうだけど。
それにしても、セトはモテる。
とにかくモテる。
俺とセトが一緒にいると女子から殺気のオーラがすごい。
『馴れ馴れしくくっつくな』 っていう殺気が。

デートだってしたいけど、セトはバイトもあるし女子達に捕まるわで大変だし。

あぁ俺はどうしたらいんだよ...




「シンタロー君なっやみっごとー?」


「うわ出た」


「ねっ?!ひどくない?」



こいつはカノでこの前俺に好きだって言ってくれた。
でも俺にはセトが...いたしな。

それからカノはなんでも相談にのってくれるようになった

いい奴だが。



「シンタロー君話してみてみ?」


「いや......うん。

セトが最近....いや最初からなんだけどバイトやらラブレターやらで....その...いちゃ....いちゃできなくて....」


「なぁんだそんなことかぁー可愛いなぁシンタロー君は。セトにはもったいないなぁ」


「いや、はやく答え出してくれよ....」



「はいはい....んー、色々と甘える感じでアピールしたらいいんじゃない?」



「どーやって?」



「『ねぇねぇ、ちゅーしよ?』とか!僕なら死ぬくらいの破壊レベルだろうけどなぁ!」



「....うっさい」




甘える....か。
やってみようかな....



「....カノありがと。」



「お礼のちゅーは?」



「ない」



「ええええええ」




俺はそのあとカノをむしして作戦に出た。
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