novel
□今どきは
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『恋って言うから愛に来た』
今時の女の子はわからない。
ある無料SNSアプリのひと言コメントにて書かれているその言葉。
勿論女子だ。
…まぁ、妹のモモだが。
モモは相当リア充に憧れているらしく、
この前なんてセトと付き合ったなんて言ったら(事実)
「お兄ちゃんが…あのバカ兄が…モッテモテのセトさんと…リア充まじリア充…」
とかブツブツ言ってたなぁ
うん。
エネから聞いたが
セトはほんっとうにモテモテで毎日告られているとか。(俺も流石に聞いたときは大袈裟だと思った)
こそこそみてたら本当だった
でもほかの女子と俺への接し方が異常に違うらしいがな。
俺にベタ惚れでデレデレしてるセトが女子の前では爽やか笑顔なイケメ…
あれ?
俺への接し方ちょっと気色わr…
「うん。シンタローさんの俺への気持ちは分かったっす。」
ん?
「うげぇあ…セト…」
「なんですか…人を…いや恋人を道端に落ちているガムを見るような目で見る&暴言って
ちょ、ひどくないっすか…」
「事実だしな。」
「じんだろぉざんんん〜〜(泣)」
「お前精神科いけこのやろ」
「嫌っす(キリッ」
「ちくしょ、爽やかに対応できず困っているニートにその笑顔はマジ殺されたいのかこのやろ、うせろちくしょう」
「シンタローさんに殺されるのなら本望っすね!!!」
「マジお前まじ」