novel

□幸太郎
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※セト視点




自分の部屋にいるとシンタローさんと幸太郎の声が聞こえた


二人が話すとこ聞いたことないなーなんておもいながら


パソコンをいじっていた




、そしたら





バタン!



ドアを強く閉める音が聞こえた



そのあとにシンタローさんが....




泣いてる?!




幸太郎が何か言ったのだろうか


とりあえず一大事!


















「シンタローさん!」



「ぅあ、せと、せ、と」



ドアを開けて早々シンタローさんが泣いているのが見えた



床にへたりこんでいた







シンタローさんの目が光を灯してなくて
何があったのか心配になる。




シンタローさんに近づいて抱きしめる




「どうしたんすか、シンタローさん
ゆっくりでいいので話してくれませんか」





「こ、こうたろ....が」



やっぱり幸太郎だ。
どうしたものか....



「男の俺から生まれたの、が嫌だって....!普通の人みたいに、女の人っから産まれたかったって、
話されてる時もっセトは父さん
俺は、アンタって....
おれ、一回も『お母さん』って呼ばれたことない....!ほんとはっすごく気にしてた....
幸太郎はいっつもアンタしか言わない


も....やだ」





シンタローさんは震える声で話した

....幸太郎なんてことを....ふぅ



シンタローさんは俺の肩に顔をうずめてわぁわぁ泣いている


俺は背中をさすってあげることしかできない






「シンタローさん、大丈夫っす
あなたはいい親ですから」
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