novel

□染み付いて離れない
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「シンタロー君!今日も可愛いね!」

「うぜぇ」


俺とカノは半年くらい付き合っている。
(別れないということが不思議)

キドによると俺を見た瞬間ずきゅーんと持ってかれたそうだ。

心を。


「いやぁシンタロー君見た瞬間ズギャンッッってなって何かがヒューってとんでってそんままバーンってなって…」


「擬音語多いいな」


「スパーンと言われた」


コイツは子供か?
子供なのか?
いやチビだから子供と判断してもいいかもしれなi「ねぇ泣くよ?」


「いや事実を言ったまでだから」

「ひd《オーマイダーティーなんて醜態僕はごーまーかすー…

あ、電話。

「え?何何?電話?僕の持ち歌を着信音にしてくれてr「もしもし」ねぇ…」


…うぜぇ



『あ、シンタロー?私ね、今日帰って来たんだ!それでそれで、桃にアジト?だったっけ?メカメカ団がいるところにおいでって言われてね!』


「メカクシ団な」


『そっ、そうそう!メカクシ団!んで、いまドアの前にいるんだけど』




…ん?






「どうしたのシンタロー君?」




「いやちょっと待ってて」





いま電話でドアの前にって…
言ってたよな、うん。

聞き間違いじゃないならいるはずだ(怖いわ







ーーーーーーガチャ




「おっ。やっほー!シンタr(ガチャ





「ひどい!」


ガンガンガンガン!!!



「ちょ、シンタロー開けて?!」



「やだ」




なんかいたよ。ドアの前に。

未確認生物がいたわ。
見なかったことにしておこうか。




「どうしたのさ、しんたろーくん
誰かいるの?」



「いや誰もいない」



「えっ?」


「あ!おそらくシンタローの横にいるあなた!あけて!シンタローの妹です!」


「妹?キサラギちゃん?」



うん。キサラギだが桃じゃねぇんだよ

入れたら面倒なことになるよ

桃並みに味覚音痴だし




「シンタローひど!」




ガチャ




「あ」




開けやがった!カノ!
こいつまじ!
伸菜もえへへじゃねえし!
なんでてれてんの!


「久しぶりにシンタローに会えたぁ」


「シンタロー君?!僕に内緒で彼女が…?」


「さっき妹って言ったろうが。」


こいつは本当病院行き。
誰か連れてっといて。










カノがずっと伸菜を見ていることに気づかなかった。
今は。
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