記念小説

□2015 バレンタイン記念
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鼬「今日はバレンタインということで
鬼鮫に作ろうと思う」

泥「何がということでだよ、うん」


今日二月十四日、鬼鮫が任務で遅くに帰ってくる
のを見計らったイタチがデイダラに
チョコレートを一緒につくるように
強要した。


泥「なんでオイラなんだよ」

鼬「飛段は論外だし…
サソリさんは毒入れそうだし」

泥「…確かに、鮫に毒盛ったらどうなるんだろうな、とか言いそうだな…うん」

鼬「なかなかいいのが見つからなくてな。
もうデイダラでいいかなと…」

泥「もう!?そんなんでかよ!」

鼬「お前は指先が器用だろう。
そこをかっているし、なんだかんだで
やってくれるやつだと思ってる。
そうだろう?」

泥「う…。そういわれるとなぁ…」

鼬「終わったら余ったチョコやるから」

泥「いらねえよ!」

鼬「いいのか?」

泥「別に我慢してねぇよ!
わかったから!もう作るなら
つくろうぜ…」

鼬「わかった」





。。。。。。。




泥「ってなんだよそのエプロン!!!?」


イタチが暁の雲模様の入ったエプロンを
している。腰だけでなんの意味が
あるのかわからないが。


泥「フリルついてる!!」

鼬「汚れないようにだ」

泥「そうかよ…」


最早突っ込む余裕もない。


鼬「お前のもあるぞ」

泥「え!?」

鼬「汚れ防止だ」

泥「いや…自分のあるからいい。うん」


デイダラは自身の美的センスに反する
エプロンをつけたくない。
そう思い、仕方ないのでいつも創作に
使用している普通のエプロンをもってきた。


鼬「粘土ついてそうだな…」

泥「この前洗ったから大丈夫だ。うん」





鼬「じゃつくっていこう」

泥「なに作るんだ?」

鼬「キャラチョコ」

泥「鬼鮫の旦那で…!?」


キャラチョコとは
ホワイトチョコと普通のチョコの
色の違いをつかって絵を描くこと。

方法としてはまず絵を用意します。
キッチンペーパーなど少し透ける
くっつかないものをかぶせて
下絵になぞって、つまようじなどで
チョコの線を描きます。

少し放置して固まったら
湯煎したホワイトチョコをながして
紙でいう白紙の部分をつくる。

あとは固まれば完成!

まるで絵がそのままチョコになったみたい!

※分かりにくかったらぐぐってみてね!




鼬「ということで絵を描いてみた」

泥「おおイタチにしちゃ、用意がいいじゃねぇか。期待しないがどれどれ…」


見たけど最早ただの鮫だった。
なんでヒレついてんのか聞いたら
髪の毛だというし
強いて似ているとこがあるとしたら
…目かな。


鼬「結構力作なんだ」

泥「あー、そうだな。目がそっくり」

鼬「なかなかわかってるな。
あの地味につぶらな目を表現できるなんて」

泥「…うん」


だから突っ込みきれないんだってば…。
読者よオイラをゆるして…くれ。
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