誰かの話
□誰かの話
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誰かは一人だった
周りには誰もいない
だからひどく退屈していた
「暇だなぁ」
「することがなにもない」
そんなことをつぶやいて、誰かはあることを思い付いた
部屋をぐるりと見渡してここには色がないことに気がついた。
「退屈しのぎにはなるかもしれないな」
こうして誰かは魔法使いになった。
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