彩雲国物語 李の花嫁 part2

□44話
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秀麗「....なーんか、進士の時を思い出すわね」

影月「....僕もそう思いました」

燕青「お偉い官吏様も随分ケツの穴ちぃーせーな」

影月「....朔洵さんと克洵さんがいませんね」

秀麗「麗蘭 無事花を取り返せたかしら」

燕青「....つーか、この建物...造りが」

『そういえば、茶鴛洵は確かこうして本家
男継嗣を全員毒殺したのだったな』

『まったく、とんだうす汚れた簒奪者だ』

『傍流の出で知恵ばかり回る邪魔者よ』

『ふっ、しかし長くは続かぬわ。見よ!
ヤツの血を継ぐは既に口もきけぬ孫娘一人
これぞまさに天罰というものよ』

『仲障め、すっかり当主気取りで我らを
呼びつけるとはなんたる傲慢さよ』

『仲障など待つ価値もない』

『我らだけで祝杯をあげようではないか』

秀麗「....なんかいやーな感じだわ」ボソッ

影月「そうですね...」

燕青「....まさか仲障じーちゃん」

彰「浪州牧!」

燕青「彰....てことは」
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