彩雲国物語 李の花嫁

□1話
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秀麗「......ありえないわ」

「どうして私がこんなところに!」

秀麗「.....どうりで金五百両も出すわけね」

「仕事しないわ男好きだわって...カスですわ」

秀麗「よくまあ即位から半年も隠してたもんね」

「老いぼれ爺達の努力が目に見えますわ!」

香鈴「紅貴妃様 紅妃様花茶をお持ちしました」

秀麗「ありがとう」

「私のはアレ入れてくれましたか?」

香鈴「はい。毒入りでございます」

「まぁーッ!ありがとう香鈴」

秀麗「相変わらず毒入りなのね」

「体が痺れる感じがたまりませんもの」

バシャ

秀麗のお茶が中を舞い、秀麗にかかる

香鈴「あ!も、申し訳ありません」

「大丈夫ですの?」

香鈴「わ、私...紅貴妃様になんてことを!」

秀麗「香鈴、落ち着きなさい」

香鈴「私.....私」涙

珠翠「何事ですか」

秀麗「珠翠」

珠翠「秀麗様 麗蘭様 お怪我などは」

秀麗「ありません 絹にかかっただけです」

「香鈴を落ち着かせてあげて」

珠翠「わかりました 香鈴、おいでなさい」

秀麗「涙がおさまったら、また花茶をもってき
てくれますか?香鈴」

「ホホホ 香鈴のお茶は美味しいですものね」

香鈴はその意味を知ると、ますますぼろぼろ
と涙をこぼし そして何度も頷いた
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