彩雲国物語 李の花嫁

□4話
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劉輝「.....せ、らん......?」

静蘭「勝手に入室して申し訳ありません
うなされていたご様子でしたので.....」

劉輝「今日は、一緒に寝るか、静蘭」

静蘭「......」ピシッ

劉輝「いやか」

静蘭「いえ....人には向き不向きというものが」

劉輝「冗談だ」

静蘭「.....」ッホ

劉輝「今決めた。静蘭は抱かない」

静蘭「......は」

劉輝「抱くにはもったいない」

静蘭「....................」

劉輝「この頃思うのだが、どうも秀麗と麗蘭は
余よりそなたを頼りにしている」

静蘭「.......」

劉輝「秀麗と麗蘭の夫として むっ、とする」

静蘭「.......」

劉輝「だから今から夫婦の溝を埋めてこようと
思う」

静蘭「ちなみに、どのように....?」

劉輝「麗蘭の部屋は入れてくれないだろうから
今日は秀麗の部屋に行ってくる」

静蘭「ちょ、ちょっとお待ち下さい!」

劉輝「ん?」

静蘭「お風邪を召されます!もっとなにか上に」

劉輝「余は秀麗と麗蘭も好きだが、静蘭も
好きだ」





再び派手に固まった静蘭を残したまま、
劉輝は室を出ていった
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