彩雲国物語 李の花嫁
□3話
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秀麗「まあ簡単に言っちゃったけど
実際王様業って大変だと思うわ」
「でも王位についてしまったものは仕方ありま
せんわ。頑張ってもらわないと!」
秀麗「そうね、そのかわり私達も一緒に
頑張ろうと思うの」
劉輝「....何?」
秀麗「だって私達はあなたの側で、王として
あなたが立つのを支えるためにきたんだもの」
「あなた、今の話、王様に伝えてくれるかしら」
秀麗「もしやる気があるなら、今日の午後
府庫でお待ちしています。って」
劉輝「.....わかった」
「あら、静蘭 どうなさったの?」
静蘭「.......お嬢様、さっきの方ですが」
秀麗「わかってる」
「あの人、自分の名前は藍楸瑛と言いましたのよ?ホホホ ばればれですわ」
静蘭「.....それは、また」苦笑
秀麗「とりあえず宣戦布告はしたわ」
静蘭「こなかったら?」
「追っかけまわして捕まえてやりますわ!」
秀麗「そうね。でもやれるだけやってみるわ」
静蘭「主上はきっと今日の午後いらせられます」
「だと良いですけれど」