彩雲国物語 李の花嫁
□6話
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邵可「燕青くんは、貴陽にはどんな用で?」
燕青「人に会いに来たんです」
楸瑛「茶州からの道中はいかがでした?」
燕青「山賊盗賊がわんさかいたぜ」
楸瑛「.....やっぱり」
燕青「この紫州にも随分入りこんでたぞ」
楸瑛「あの話、受けてもらいたいんだけどな」
秀麗「何の話?」
楸瑛「賊退治に羽林軍からも出動することに
なってね」
「静蘭に参加を?」
秀麗「賊退治!?」
静蘭「藍将軍、私じゃなくてこいつはどうです?」
燕青「ちょっとちょっと俺にも用事が....」
楸瑛「彼が入っても君への勧誘は止まないよ?」
静蘭「.....そうですか。わかりました」
「大丈夫ですの?」
静蘭「大丈夫です。
危なくなったら近くの人を盾にします
それに日当金五両ですし」
楸瑛「金五両!?」
静蘭「でなければやりません」
「金五両...太っ腹ですわね!」
楸瑛「.....わ、わかった」
秀麗「でも.....」