彩雲国物語 李の花嫁
□8話
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黎深「おや?麗君じゃないか」
「あ、おじさん」
黎深「また大荷物を抱えて。まったく黄尚書は
人使いが荒いね」
「今日こそ自分で運ぶので結構ですよ?」
黎深「私は私のしたいことをするんだよ」
(......むちゃくちゃな持論だこと)
黎深「君みたいないたいけな子を」
「今日二人が倒れてしまったから仕方ないんで
す」
黎深「....まさか高官吏と碧官吏かい?」
「よくご存知ですね」
黎深「.....なんてことだ。ては、今施政は
黄尚書と景侍郎だけに」
「その通りです」
黎深「あいつは加減という言葉を知らんからな」
「.......お知り合いなのですか?」
黎深「ん?ああ、同期なんだよ」
「........優秀なんですね(頭おかしい奴じゃなかっ
たんだ)」
黎深「//......」
そんな麗蘭を見て男はニッコリ笑い
いつものようにいろいろな話をしてくれた