彩雲国物語 李の花嫁

□16話
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静蘭「多分、風邪ですね」

秀麗「麗蘭ったら無茶するんだから!」

「....風邪....なんて、何年ぶりかしら.....」

秀麗「無理に喋っちゃだめよ」

静蘭「何か温かい飲み物と氷袋を作ってきます」

秀麗「ありがと、静蘭」

「お姉様の手.....冷たくて気持ちいい」

秀麗「そばに居てあげるから眠りなさい」

「......ありがと....お姉様」

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邵可「麗蘭が病気になっただって!?」

静蘭「....今日は府庫で泊まり込みのはずじゃ」

邵可「そんなのどうでもいいことだよ。
ええと、何をすればいいんだっけ!?」

静蘭「お、落ち着いてください旦那様」

邵可「あ、そう、そう、落ち着かなくては」

静蘭「今の時期に川に落ちたら風邪もひきます」

邵可「いったいなんだって川に!?」

静蘭「はぁ。それが....」

秀麗「何の騒ぎなの?」

邵可「麗蘭は大丈夫なのかい?」

秀麗「ええ。今眠っているわ。でも多分
夜になると熱があがってくるじゃないかしら」

邵可「いま特製生姜湯を作ってくるよ!」

秀麗「い、いいわよ父様、慣れないことは」

静蘭「そうです旦那様!生姜湯なら私が」
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