私は何の子

□#2 自分探し、始めました
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「………」





「……………………」






「………………………………………ふっ」






くははははははははは!!!!!








「ちょっ!酷いですよ!私は真面目にやってるんです!」

こっくりさんが吹き出しやがったのだ。

「だって、りこ、まるでトイレで力んでるみたいなんだもん…」

「下品!最低!!!」

「あうっ」

こっくりさんのみぞおちに右肘をいれて、ふうっと私は息を吐いた。

そんなにひどい顔をしていたんだろうか。

たとえ残念な奴でも、イケメンに言われれば多少傷つくものだ。

「お姉さん、お姉さん」

「え、こひなちゃんいたの、」

少ししょげる私においうちをかけるように、こひなちゃんは存在を主張してきた。

こんな小さい子にもトイレで力んでるみたいな顔を晒してしまったのか。

なんて情けない。

「あ、それで、こひなちゃん、なんだった?」

「お姉さん、自分が何の妖怪か知りたいのですか?」

「ん、まあね…」

正直、知りたくないとも思う。

でも、知らなきゃいけないとも思う。

「市松に名案があるのです」

迷う私をよそに、こひなちゃんはドヤ顔でそう言った。
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