たからばこ

□お風呂にて
2ページ/6ページ

ぱーっと服をぬいで、とりあえずシャワーをあびて浴室からとびでる



「うわっ」


ドアをあけてでた瞬間にこっくりさんと衝突した。


「ちょっと!なに浴室の外でスタンバってんのよ!」



私はヒィー、と傍らにおいてあったタオルをひったくって、体にまいた

最悪だ。

彼氏とはいえ、はだかをみられるなんて。


「てゆか、なにその格好」


私はこっくりさんの格好に目をみはった。


女の子みたいに、胸からおしりにかけて隠れるようにタオルをまいている。


すなわち、私と同じ格好をしている。


「俺もおふろに入ろうと思ってな」


「あ、そう。どうぞ…?」


私はこっくりさんにお風呂への道を開けた。


「お前も一緒に入るんだよ!」


こっくりさんはニヒルな笑みをうかべて、私の腕を思いきり引っ張った。


「え?……きゃぁっ」



浴室に引きずりこまれてしまった。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ