たからばこ

□お風呂にて
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「ちょっとー、私もうさっきお風呂入ったんだけど」


私は文句をブツブツいいながらこっくりさんに髪をあらわれていた。


「さっきのでお前はお風呂に入ったつもりか?あれ、カラスの行水だろ完全に」


お風呂ぐらいゆっくり入らなきゃだめでしょ、もー。


こっくりさんのぼやきに(苦笑)


「もう…オカンなんだから」


私は口をとがらせながらおとなしくしていた。


正直いうと、ちょっと心は焦っている。


だって、テストが。


時間がたりないもん!こんなことしてる暇ないーっ



「…ふ、あゃ……」


ぼんやりしていたらいつのまにか体を洗われている


「いいいいい、こっくりさん、からだ、自分で洗うからっ」


「えー、そんなぁ、つれないこと言うなよぉ」


こっくりさんの腕から逃れようとしたら、にゅるり、とこっくりさんの腕が巻き付いてくる。



石鹸のせいでにゅるにゅるして変な感じだ。
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