迷夢録『うつろ』
□第十四話
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「俺はおめーに汚れてほしくねぇんだ!」
晋助が私の言葉に負けず劣らず怒鳴り返しました。
「どうしたァ、穢れるだのケガされるだの、なんの話だ?エロい話か、コノヤロー」
「銀時」
「くそ、首突っ込んできてんじゃねぇよ」
銀時がきて、私はことの次第を説明しました。晋助はその様子をいら立った様子で眺めていました。銀時が入ってきたことで少し落ち着いたようでした。
私はもう一度晋助に持ちかけました。
「ねえ、晋助。私と勝負しよう。」
晋助は舌打ちをして、刀を私に差し出しました。
「死んでもしらねぇぞ」