-ミテイミライ-
□#6 望んだ逆境
1ページ/6ページ
「し、信楽さん、あのね…」
「おう、どうした」
「あしたなんだけど…」
「なんだいなんだい?友達と遊びにいくのかい?」
「うん!…そうなの」
「よかったじゃねぇか〜。いや、おじさん寂しくなっちゃうねぇ」
「あしただけだよ」
「いや、おじさんのことは気にしなくていいんだぜ。お嬢ちゃんは年の近い子と遊びにいったほうがいい」
「そんな…」
私、言い返したかったけど、言い返せなかった…。
なんていえばいいのか、わからなくて
信楽は、私と話すの嫌なのかな
私がお相手してやるっ!て言ったけど、私がおもりされてるようなものだもんね
私もそうされたくて、申し出たんだから。
結局、信楽と話したいのは、私だけなのかもしれない…