迷夢録『うつろ』

□番外編
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「うっひっひ」

「うっひっひっ」


銀時と小太郎がにやにやと笑いながら意味ありげに晋助を見てくる。


「なんだよ」


ちょっとイラッときて晋助が低く唸ると、二人はまたニヤニヤしはじめた


「いやぁ〜。残念だったなぁ高杉」


小太郎がそう言って晋助の右肩をポンポンとたたいてきた。


「ほんと、俺もちょっとかわいそうだと思ったぜ」


銀時もそれを真似るように晋助の左肩に手をのせてきた。


「〜〜〜っ」


ーーーああ、イライラする


晋助は震えるこぶしをぎゅっと握りしめた
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