迷夢録『うつろ』

□番外編
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「高杉…さすがに俺は反対するぜ」


攘夷戦争に参加する前のできごと。俺が七瀬はおいていこうと提案したとき、銀時は非難するようにそういった。


「俺は賛成する。…七瀬殿には酷だ。」


逆に、桂は味方してきた。俺は桂と結託して、どうにか銀時を説得し、丸め込んだ。


「俺ァどうも納得いかねぇがな」


最終的に、銀時も協力者となった。しかし、俺たちが攘夷戦争に参加するため家をこっそりと出ようとした日、最悪の事態がおこった。


「私もいくから!」


これが女の勘というやつか。七瀬にばれてしまった。結局彼女をつれていくことになってしまった。

強情な彼女に多少苛立ちもしたが、内心安心していた。嬉しくも思った。
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