迷夢録『うつろ』

□番外編
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「はっ…はぁッ……、お前の読みがあたったな、高杉」


激しい戦闘、そして敵に囲まれて背中合わせの俺と銀時。


「ああ、今日は七瀬に陣地の見張り頼んでよかった。連れてこなくて正解だったぜ」


俺は思いっきり息を吸って、はいた。


「なぁ、銀時。これが最後かもしれねェ。一つたのみを聞いてくれねェか」


「なんだ」


「もし…もしも俺がここでおっちんじまったら、そん時は…先生を頼む」


銀時は一瞬息をのんで、ぼそりと呟いた


「…七瀬のことはいいのか?」


俺は銀時のそんな言葉を鼻で笑ってしまった
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